圧縮コイルばね
製品
圧縮コイルばねは各業界において用途が最も広く、かつ私たちの日常生活にも大きく関係しています。小さいものでは直径0.1mm、大きいものになると50mm以上のものもあり、設計後に各種異なる業界において使用されます。例えば自動車、オートバイのバルブのバネ、クラッチバネ、ポンプバネ、ブレーキバネ、ドアロックバネ、電子部品、機械バネ、事務所椅子のバネ及び各金属製品のバネ等、衝撃及び振動エネルギーの吸収において多数の用途があります。バネ設計において、バネ定数と呼ばれるD/dは重要なパラメータの一つです。バネ定数が小さい場合、その剛性が大きいとバネは硬くなります。バネの特性や品質を高めるために、優れた加工性能だけでなく、材料の選択、製造工程における成形、熱処理、研磨、ショットピーニング、セッティング処理から表面処理まで行います。さらにバネの動作環境及び荷重を考慮することも、バネ設計で必須となる重要な要素です。
バネの成形は二種に分けられます。一つは冷間成形バネで、これは強度が既に調整された材料を使用して加工します(線径0.1mm~13mm)。もう一つは熱間成形で、強度が調整されていない圧延又は鍛造材料を使用するもので、加熱後に熱間加工で成形し、焼き入れ及び焼き戻しで強度を設定します。
* 規格寸法又は図面を用いた商談をお待ちしております(自動車部品のオーダは受けておりません)
生産ラインの写真 :
註 :
- セッティング処理 :
- 熱処理後の圧縮バネを動作限界の負荷の下の高さまで圧縮し、バネの幾何学的寸法を安定させる方法です。
- ショットピーニング処理 :
- バネ表面に有効な圧縮残留応力を発生させ、バネの疲労強度を向上させる作用があり、バネ寸法によりショットピーニングができない場合があります。